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「事業承継」法務とは? [弁護士業について]





 最近,弁護士,司法書士,公認会計士,税理士などの「士業」では,「事業承継」というのが流行語になっています。

 会社経営者の方,自営業の方などは,われわれ「士業」がときどき

「事業承継セミナー」

などをやっているチラシなどを目にすることもあるのではないでしょうか?

 言葉は聞くけど,「事業承継」法務として,弁護士などは一体何をしてくれるの?という感じの方が多いのではないでしょうか。

 今日は,このテーマを簡単に,平たく解説してみたいと思います。

 

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まるでその人の事件しかやっていないかのような仕事 [弁護士業について]

 今日は,弁護士業そのもののことを書きます。
 私の理想とする仕事の在り方は,このタイトルの通りです。

 依頼者からみて,

「まるで,村上弁護士は,私の依頼した仕事しかしていないかのような仕事ぶりだ。」

という仕事を究極の理想とします。
 
 もちろん,これは理想であって,現実には私の事務所に電話を掛けても「本日は村上は裁判所にでかけており不在で…」ということになるのですぐに「他の案件がある」と分かってしまいます(当然)。

 ですが,依頼案件について,

・ 依頼者にレスポンス(返答)がすぐにできる。
・ 弁護士がすべきことについて,即座に対応できる。
・ 重要な点について,深く掘り下げられる。

ということによって,「まるで私が唯一の依頼者であるかのようだ」と感じてもらえたら,それが一番ということです。
 それに近い在り方にしたい,と日々思い続けています。
 
 ありがたいことに多数の事件の御依頼,また事件以外の仕事もたくさん頂いているので,私の日々の予定は大変充実したものなのですが,それでも,依頼者のみなさん一人一人にとっては「他にどんな立派な仕事をしていようが,自分の依頼した事件に(出来れば)最優先で取り組んでもらいたい」ということになります。当たり前ですね。
 数年前に兵庫県弁護士会副会長を務めていたときに正直言って相当のプレッシャーを感じたのは,いくら公務があろうが,依頼事件に対する取り組みの質やスピードを落としてはいけない(でも,「物理的に」時間が足りない),ということを絶えず感じていたからでした。

 私が心掛けているのは,とにかく

できることをすぐにやること(未処理の業務を残さないこと)

です。

 弁護士の仕事では,書類(裁判所に提出する書面など)の提出期限などが次々にあって,いわば,「宿題をいくつか持っている」状態になります。

 これを,理想としては,「常にゼロにする」というのが私のスタンスです。
 実際には,そもそも一つの書面作成に数日かかるというものなどもありますから,なかなか「ゼロ」にはなりません。
 ですが,裁判所に対する提出期限などには関わりなく,自分の仕事で完成させられる状態になれば即やってしまう,というのが,質のいい仕事をやるのに必要だと感じています。

 というのは,仕事をやるときに,

今やりたいこと

あるいは

今これをするのが一番良いと心から思えること

をやるのが,質のいい仕事をするために最も有効だと思うからです。

 そのために,自分の状態を常に「外部からの〆切り」からフリーにしておきたいわけです。
 「外部からの〆切り」によって集中力が高まる,質が高まるという人もいると思いますので,そういう人の仕事のやり方を否定はしません。
 ですが,「外部からの〆切り」というのは普通そんなに厳しく設定されていませんから,前倒しで終わらせることは殆どの場合誰にとっても簡単なことで,またそのデメリットもありません。

 実際,私が「外部からの〆切り」に追われたと感じることは年間通しても1回あるかないかくらいのものです(どれだけ「すぐやる」を心掛けても,仕事がやたらと重なるときもあるにはあるのですね…)。
 日常は「〆切り」フリーで仕事をしています。書面を早くに完成させておいて,〆切りまで修正があればできるように置いておく,というやり方です。
  
 そして馬鹿みたいに単純な話ですが,仕事の効率がよく,質の高い仕事をし易いのは,

「課題が発生したとき,その直後にやる」

ということです。
 鉄は熱いうちに打て,は好きな諺ですが,本当にそうです。
 私も日々経験していますが,何か課題(たとえば裁判用の書面を書く)があったとして,課題が発生したときと,実際に取りかかるときに時間差があれば,「何をするんだっけ?」と思い出す必要がありますし,記録やメモを読み直すところから始めなければなりません。
 依頼者から聴取などせず自分だけで完成させられる書面であれば,裁判の期日が終わって,裁判所から事務所に帰ってきた直後に作ってしまう,というのが,一番「簡単」です。

 もちろん,相手のある種類のことは自分だけではどうにもできませんので,「自分が出来ること」を残さない,つまり,サッカーなどに喩えれば自分のところにボールを持ったままにしない,ということを心掛けます(それでも,相手次第で時間が掛かることはあり得ます。余りイライラしないほうがいいところです。)。

 私の理想とする在り方は,他人から見て「仕事が早い」と見える在り方ともいえるのですが,実際に「執務時間が短い」とは限りません。
 むしろ,誰かが「〆切りに追われてやっつけた仕事」(そんなものがあるとすれば!)よりも,私は執務時間を長く掛けていることのほうが多いでしょう。
 ただ,仕事をするタイミングが「早い」ということです。
 タイミングに余裕があれば,必要なところに必要な時間をかけることができます。
 
 このようにすることによって,できるだけ,

「すぐ動いて欲しい」

というニーズにも対応できる状態を作っておきたいのです(これも理想と現実の間で仕事をしていますが)。
 そうしてはじめて,本当に「今」困っている人がおれば,「いつでも私に言って」といえるわけです。

 という私にも「まあ,明日出来ることは今日やらなくても…」という人間らしい(!?)感情も当然湧いてくるわけで,そんな中で,自分のプロとしての在り方を引き締める意味も込めて,この記事を書いてみました。
 この理想を追求することで,依頼者,相談者の皆様に対して,より質の高い仕事を提供できると信じています。

 平昌オリンピックでアスリートたちの研ぎ澄まされた姿を見て日々感動しており,その影響のもと,本日の記事になりました。

 この心掛けを貫いて,一人で多くの方に,真に役に立てるよう励んでいきたいと思います。


  神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹


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謹賀新年 [弁護士業について]

 皆様,明けましておめでとうございます。

 平素の皆様のご厚情に感謝しております。

 昨年は,私としては,多くの依頼事件に取り組む機会を頂きましたし,各方面の活動(各種研究会,自治体委員,講演等)でもとてもやりがいのある立場で仕事をさせて頂き,以前にも増して充実した日々を過ごすことが出来ました。
 また,新たに奉仕団体活動をはじめとても新鮮な気持ちを味わえました。
 その中で,自分の好きなスポーツ,音楽などの趣味も楽しむことができ,心身とも最高のコンディションで過ごすことが出来ました。
 本当に,色んな事に,また,関わって下さった皆様に対して,「感謝しかない」という日々でした。

 さて,今年は,昨年の自分の仕事をさらに前に進めていきたいと思います。

 第一には,自分の業務,法律事務所の体制を,依頼者の皆様にとってより頼もしいものにしていくよう,整備していきたいと思います。
 弁護士としての自己研鑽はもちろん,時代の変化や新しく生まれるニーズに応える事務所づくりに注力していく所存です。

 第二には,司法の世界,より広く世の中が,どうあるべきかを探求し,その中で自分の持てる力を発揮していきたいと思います。
 抽象的にいえば,人ひとりひとりが尊重され,幸せを追求できる世の中の発展ということですが,それには,ある程度以上の経済的豊かさが行き渡ることも必要ですし,またそれだけではなく,多くの人が他人への想像力や互いを尊重する心を持てるような環境作りも必要です。
 そんな考えで,「人に本当に良いもの」が作られて行き渡る社会づくりに力を注ぎたいと思っています。
 弁護士会,各種団体(奉仕団体など)の活動の中で,これまで以上に,私の創造力,行動力を出して人々の役に立っていきたいです。
 
 こんなことを考えていますが,日常はやはり,これまでもこれからも,自分の引き受けた仕事を丁寧に行う,私自身がベストを尽くしたと胸を張っていえる仕事を常に行う,ということに尽きます。

 本年もどうぞよろしくお願いします。

            2018(平成30)年 元旦
                             
 神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹

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神戸モーニングロータリークラブ [弁護士業について]

 今年も残すところわずかになりました。

 私が今年新しく始めたことの一つに,「神戸モーニングロータリークラブ」での活動があります。
 クラブのHPはこちら↓
 http://kobe-morning.com/

 「ロータリークラブ」というのは,さまざまな職業の人が集まる奉仕団体で,各地にあります。
 これまで,先輩の弁護士が入って活動しているということをしょっちゅう耳にしていましたが,私自身としては接点がありませんでした。
 どちらかといえば,年配の方が中心の団体というイメージでした。

 お世話になっている知り合いの方が「神戸モーニングロータリークラブ」の中心となっていることから,4月頃に声を掛けて頂き,入ることになりました。

 「ロータリークラブ」とは 以下 Wikipediaより引用
(引用開始)
 ロータリークラブ (Rotary Club) は、国際的な社会奉仕連合団体「国際ロータリー」のメンバーである単位クラブである。その構成員のことをロータリアンという。最初のクラブが例会場所を輪番(ローテーション)で提供しあったことから「ロータリー」の名がついた。
                                    (終わり)

 日本には,2200以上のクラブがあり,日本の会員の数が8万人以上いるそうです。
 
 神戸にも幾つもクラブがありますが,「神戸モーニングロータリークラブ」は一番新しいクラブです。

 日本のロータリークラブの多くは,会社経営者や,弁護士,医師などの自営業者が中心で,ホテルで昼食や夕食をとりながら,週1回の例会を行うというスタイルです。

 私の入った「神戸モーニング」は,ちょっとこれと違っていて,構成メンバーは自営業者が中心ですが,会社員の方もいて,週1回の例会は

 朝7時から8時前まで 
 食事無しで

行います。
 このスタイルは,普段の仕事の時間に食い込まないし,また,(ホテル等の高価な食事がない分だけ)会費が低く抑えられる,というとても参加しやすいものです。
 
 私がこのクラブに入ったのも,時間帯が参加しやすかったことが最大のポイントでした。

 私の場合,平日の昼間に時間をつくるのは大変ですが,朝5時半に起きて7時から8時の例会に参加するというのは何の苦もありません。

 で,そんなに朝早くみんなで集まって何をしているか?というと,

・ 例会では,「卓話」といって,各方面で活躍している人から,最新の社会的取組や企業の取り組みについての話をしてもらうことが多いです。

・ また,クラブ全体としては,清掃活動などの体を動かす奉仕活動や,ポリオ(小児麻痺)撲滅のための寄付活動などをします。

 こういう奉仕と,メンバーが集まって行う親睦活動(飲み会,ゴルフコンペその他)を行っているというものです。

 
 それで,「行ってて楽しいの?」と思われる方おられるかも知れませんが,これは「楽しい」です。

 大人になって,家族・職場以外で週1回同じメンバーと顔を合わせるということはめったにあることではありません。
 週1回のペースで会っていると,心の距離はぐっと近くなります。
 それが,自分とは別の職種でバリバリ活躍されている方々,元気で,色んな意味で面白い方々なのですから,これは「楽しい」です。
 
 特に,私の入っているクラブは,クラブ自体も「若い」ですし,メンバーの大半が30~50歳で歳が近く,とても溶け込みやすいクラブでした。

 このクラブで活動することで,今年は,これまで以上に,弁護士活動をするときに広い視野やフレッシュな感覚を持てているように思います。

 神戸モーニングロータリークラブとしての活動でも,たくさんの人の役に立てること,世の中をよくすることに繋がることを,これからたくさんしていきたいと思っています。


PS 神戸方面のビジネスパーソン(でなくてもいいですが…)の方で,ロータリークラブに興味がある方は,是非,このクラブ参加をご検討下さい!仲間になりましょう!

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シンポジウム「成年後見制度の活かし方~障がい者の権利擁護を中心に~」(2月25日) [弁護士業について]

 私が代表幹事をやっているシルバー法律問題研究会(高齢者・障がい者の権利擁護について、行政、法律家、学者、介護職その他でつくる研究会in神戸)がシンポジウムをします。

 前半は、障がい者の権利擁護・意思決定支援について、条約・法律と社会の在り方などを植戸貴子さん(神戸女子大学教授)から講演していただきます。
 いつも、この研究会で、植戸教授からは、障がい者の権利擁護などについて、時代の流れ、世界各地では日本と全く違う在り方があることなども含めて、視野を広げてもらえる話をきかせてもらっています。内容が充実しているうえに、聴いているとついつい興味をもって引き込まれてしまう話をされています。
 
 そして後半は、障がい者・高齢者を対象とした成年後見のいろんなケースについて、ケーススタディをします。
 成年後見制度を使うのは、どんなケースに有効か?
 後見制度利用中に本人が死亡したとき、成年後見人は何をしなければならないか?
などを、弁護士、司法書士、社会福祉士のパネルディスカッション形式で行います(私はコーディネーター)。

 定員ありますが、まだ余裕はあります。
 
 関西方面で、成年後見制度や高齢者・障がい者のことに興味がある方、ぜひお越しください。


シンポジウム「成年後見制度の活かし方~障がい者の権利擁護を中心に~」

【日 時】 平成29年2月25日(土) 13:30~16:15

【会 場】 たちばな職員研修センター3階 研修室

【対 象】 福祉・保健・医療等の関係者(定員160名・先着順)

【参加費】 無料

【主  催】 神戸シルバー法律研究会・第三者後見ネットワーク連絡会・神戸市社会福祉協議会・神戸市

申し込み先などは↓から

https://www.with-kobe.or.jp/topics/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%80%8C%E6%88%90%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E8%A6%8B%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AE%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%97%E6%96%B9%EF%BD%9E%E9%9A%9C%E3%81%8C%E3%81%84/


謹賀新年(2017年) [弁護士業について]

 皆様、明けましておめでとうございます。

 私も今日が正式に仕事始めです。

 いつもは日々、あれもこれも(やりたい、やらねば)、と欲張ってしまう私ですが、年末年始はそれを一旦離れてリフレッシュしました。
 また、一年の計、人生の計を自由に考えることができました。

 さて大晦日の紅白歌合戦の感想を。
 
 私の印象に残ったのは、Xでした。
 「紅」は私もカラオケでよく歌う大好きな曲。
 私は、いつもTOSHIさんの美しい歌声に一歩でも近づきたいと思っています(本当に)。

 そして、活動休止のニュースの「いきものがかり」。
 元気の出る楽曲に、吉岡聖恵さんの明るく厚みのある歌声。
 私、いっときは、発売されたアルバム全制覇していた時期がありました。
 お疲れ様。ゆっくり「放牧」して、もしよかったら戻ってきて下さい、と言いたいです。

 今年は、今までより一層、積極的に、もっともっと皆様の頼りになる弁護士になるべく精進していきたいと思っています。

 どうぞよろしくお願いします。


  神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹


今年もお世話になりました(2016年) [弁護士業について]

 あっという間に年末を迎えました。

 依頼者の皆様その他色んな場面で関わりのあった方々、大変お世話になりました。

 弁護士も17年になりました。
 生活や人生を積極的に楽しむ、ということがモットーである私は、やはり、弁護士業においても、トラブルに見舞われている方の負担を私が関わることによってできるだけ軽くして、人生を「楽しめる」心境に近づいて頂きたい、という思いで日々仕事をしてきました。

 事件を数多く処理してきた分野もあります。

 先物取引等(金融商品)の被害案件
 交通事故
 労災事故
 相続
 不動産関係  など

 しかし、数多く処理しても思うことは、結局、その分野の事件を「初めて扱った」とき、と同じ気持ちでやることに尽きる、ということです。
 
 知識、経験が助けになることは間違いありませんが、やはり、その事件にはその事件の顔があり、依頼者の方それぞれに個性があり、それぞれの思いがあります。

 それを、「(過去の事例から)パターン化したものにあてはめる」ような目ではなく、ただ真っ直ぐな目で見て、

・ その人にとって何が最善か。
・ その人に対して、どういう風に話していけば、うまく心一つに事件に向かっていけるか。
・ その事件について、何が結果を左右するポイントか。
・ 望む結果を得るためには何をすることが必要か。

を、その都度、その都度、考え続けるしかない、ということです。
 逆に「慣れ」あるいは「馴れ」のほうが恐ろしい部分があり、「日々新鮮な目で」ということを心掛けなければならないと思っています。

 「日々新鮮」というならば、自分自身がフレッシュな感覚を維持していなければ、なかなか難しいことです。
 その意味では、今年は色んなことにチャレンジできました。

 弁護士業そのものでどんなことをしているかはここでは書けませんが、本来的業務以外では、

11月から始めた ネットラジオ RadiCro

つい先日12月15日の 18歳選挙権出前授業

などは、新鮮で、とても貴重な経験になっています。
 
 趣味の方面では、今年は、今までで一番と言っていいくらい、スポーツがたくさん出来た年でした。
 ジムには年間通して平均週3日くらい通うことができ、時間に余裕が出来たときは、小1時間適度な運動をしてコンディショニングするという習慣が完全に自分のリズムになりました。
 草野球(弁護士会野球チーム 神戸ドルフィンズ)にも、たくさん顔を出すことができました。その繋がりで、練習試合に相手となった他チームにも練習や試合に呼んで頂けるようになり、交流の輪も広がりました。内容は相変わらず、「どんくさい」ですが。
 来年は「好きこそものの上手なれ」で、トリプルスリー(打率3割、長打3本!、盗塁3個!)を目指そうと思っています。
 体を動かすと、やはり、思考や発想もアクティブ(ポジティブ)になる、ということを、40歳を超えた今だからこそ強く実感できています。

 また、今年は弁護士業界だけでなく、他の業種の方々とも色んな機会で交流することができ、人と人との繋がりの大切さを、これまた「強く実感」しています。
 当たり前のことなのですが、私の人生経験の中で、「大切さ」「価値」が以前より実感できるようになっています。
 
 心身共にフレッシュでありアクティブである状態を維持する、というのは、私が仕事をしてより多くの依頼者の皆様の役に立つために欠かせないことだと思っています。

 そして、自分の「人」に対する洞察力、想像力をもっと育てて、より頼りがいのある弁護士になりたいです。これは本当に日々勉強です。

 ともあれ、今年はとても充実した日々を過ごさせて頂きました。
 予定も目白押しで、師走などは本当に走り去ったような実感です。
 日々の私の営みは全て、人の助けなしでは成り立たないものばかり。
 
 今年関わりのあった皆様全てに、ありがとうございましたと御礼申し上げます。

 来年もどうぞよろしくお願いします。

神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹

 

もっと伝える!~インターネットラジオ「元気が出る法律相談所」 [弁護士業について]

 新しい試みとして、神戸に本拠を置くインターネットラジオ局RadiCroにて

 弁護士村上英樹の「元気が出る法律相談所」

という番組のパーソナリティをすることになりました。

 月一回、第3木曜日pm12:00~12:30

の放送です。

 そんなのリアルタイムで聴けません、という方がほとんどだと思います。

 バックナンバーを神戸シーサイド法律事務所のホームページに置いています。

 今や、アメリカ大統領選挙でも既存のメディアの世論調査で測りきれない結果が出る時代です。
 
 RadiCroは、今年7月に立ち上がったばかりのインターネットラジオ局です。
 今はまだ全ての時間枠は埋まっていませんが、神戸大学の学生さんたちの番組や、音楽、アートの番組など魅力的なコンテンツで構成されており、これからの発展がとても楽しみなメディアです。
 神戸を本拠とする新しいメディアの発展に関与できることが楽しみで参加することにしました。


 また、今まで文章を中心に法律の世界を広く皆様に伝えることをやってきましたが、これをさらに広げて、私の声を通じて「もっと伝える」ということに一歩踏み出そうと思って始めることにしました。

 一回目は、

電通事件を通して考える長時間労働の改善



子どもが他の子に怪我をさせてしまったら?という悩み相談

とを解説しました。

 「元気が出る」としたのは、やっぱり、誰でも生きていれば、

辛いこと、しんどいこと、嫌なこと

にぶちあたります。
 
 そんなとき、法律や法律家(弁護士、裁判官、検察官)は、

人を元気にする
人を幸せにする

役割をいかに果たせるか、という存在だと思うからです。

 また、ニュースの解説(+ よりよくする提言)や、法律問題の解説を通じて、聴いて下さった方が、

「少し視界が開けた。」

と思って頂ければ、いくらかでも「元気」に繋がるのではないか、という思いからです。

 そしてこの番組作りを通じて、自分の「伝える力」をもっともっと磨いていきたいと思っています。
 「伝える力」はプレゼン能力のように思われがちですが、実は、伝える内容そのものの本質を自分がちゃんと勉強することが第一です。
 それをより一層努力していきたいと思っています。

 一回目は最初のほうはなかなか緊張しており「噛み噛み」だったりしますが、徐々に、いつものペースでお話しできたと思います。
 「噛み噛み」部分も含めて興味のある方は上のリンクから聴いて頂ければ幸いです。
 
 


相手に弁護士が10人もついた!? [弁護士業について]

 法律的なトラブルになって、相手の弁護士から手紙などをもらったとき、

相手の弁護士のところに、10人の名前が書いてある しかも、10人分の職印(「弁護士山田太郎之印」など)が押してある

ということにビックリした、という問い合わせを受けることがあります。

 
 こういう手紙を初めてもらった人は、例えば、離婚事件でも、

夫に10人も弁護士がついた、勝てっこないんじゃないか?

こっちは1人、2人の弁護士で大丈夫か?

という印象を抱いてしまうかも知れません。

 
 「大丈夫か?」の問いに答えましょう。

 別に大丈夫です。「びびる」必要はありません。
 
 通常の場合(例えば離婚案件などで)、本当に相手方に10人の弁護士がついて、弁護団を組んで向かってくるということはまずありません。

 10人の弁護士の名前が書いてあっても、大抵は、「(担当)」として1人か2人の弁護士の名前が挙げられているものです。
 そして、実際にその事件を担当するのは1人か2人です。
 他のメンバーは最後までその事件に実質的にはタッチしないというケースが圧倒的に多いです。

 結局、お互いに1~2名の弁護士同士で事件をやるだけのことです。

 ですので、弁護士のハンコの数で「びびる」必要は全くありません。

 また、相手が「通常の10倍の弁護士費用を支払っている」というわけでもありません。


 この場合、相手の弁護士の事務所には、所属弁護士が10名前後いる、というだけのことです。

 ただ、最近は大規模な法律事務所が事件をやるときでも、所属弁護士全員がハンコを押して書類を出すということは少なくなっている気がします。

 実際にはその事件を担当しない弁護士の名前を表示したり、職員を押すこと自体、手間がかかりますし、たとえば、所属人数が20名、50名といった大規模な法律事務所となれば、もう全員がハンコを押すことさえ困難です。

 結局、合理的なやり方に戻って、大規模な事務所でもその事件を担当する1名、2名の弁護士だけが氏名を表示して印鑑を押すケースが増えているように思います。
 
 ということで、マスコミを賑わすような弁護団事件などで無い限り、普通の民事事件、離婚事件、相続事件などで、

相手に弁護士が10人もついて、その全員が一丸となって向かってくる

ということはありませんので、ご心配なく。

 
 神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹


 

相手に弁護士がつくのは「不利」なこと? [弁護士業について]

 今日は、例えばトラブル案件をかかえているときに、

相手に弁護士がつくかつかないか

についてお話しします。

 自分が弁護士をつけるかどうか?というのは自分にとって、法律のプロにアドバイスを受ける方がよいかどうかで決めればよいことです。
 たとえば、トラブル案件が離婚とか、相続とか、交通事故などの損害賠償請求など内容があるものだったら、一般論としては、弁護士をつけてプロに相談しながら進めていく方が有利でしょう。
 これは自分のこと。

 今日の話は、「相手に弁護士がつくかどうか」の話。
 これは、こっち側でコントロールできません。
 向こう(紛争相手)が弁護士に依頼するか、本人で訴訟や示談交渉に臨んでくるか?です。
 それによって何がどう変わるか。


 私、弁護士にとっては、相手に弁護士がつくのは決して嫌ではありません。

 弁護士同士のほうが、感情を抜きにして、何が争いか整理して話ができます。
 
 法のルールは双方分かっているので、争いの範囲も絞ることができます。

 なので、早く「あるべき幅」の中で解決できることが多くなります。


 もちろん、

弁護士がついている人   vs  弁護士がついていない人

となると、有利・不利としては「弁護士がついている人」が有利です。
 法律的なアドバイスや、これまでの裁判の経験を踏まえた判断を受けられるからです。
 
 ただ、「弁護士がついていない人」が、あまり勝手が分からないままに、自分の思いで裁判や示談交渉に臨む場合には、どうしても感情的になりやすいし、直接関係のないことも長時間かけて全部話さなければ気が済まなくなります。
 また、紛争を解決するには必要の無いようなことでも、細かい部分にこだわってしまって前に進めないということもよく起こります。

 こうなると、相手側、「弁護士がついている」側にとっても、実際には、トラブルが長期化してしまって困る、ということが起こります。
 もしかしたら、最終的な結果は相手が素人である分だけ有利になるかも知れませんが、早く解決をつけてスッキリさせたいのに、いつまでもトラブルが解決せずに長くストレスを抱えなければならない、迷惑だ、という場合があります。
 こういう場合には、依頼者も私も「むしろ相手に弁護士でもついてくれたらいいのに」という心境になることがあります。
 
 私たちの仕事(トラブルの解決)は、

・ 依頼者にとっての勝ち負け … 一円でも多く得をする結果を得る

という要素はもちろん大きいですが、それだけではなく、

・ ストレスフルなトラブルを早期に解決させる

ことや

・ お互いに禍根を残さないように(できるだけ少なくなるように)する

ことも大切になります。
 
 そういうことを考えたときに、理想は、お互いに、「トラブルのあるべき解決」を考える弁護士がついて、もちろんそれぞれの弁護士が依頼者のために全力を尽くした上で、双方にとってそれなりに納得がいく解決が得られることだ、ということになります。

 法律のプロとしては、依頼者の立場に立って主張すべきはするとしても、ある程度その事件の常識的な「落としどころ」を考えつつ進めていける、ということが大切なスキルになります(ただ、事件によっては「落としどころ」が見出しにくい案件もあります)。
 この「落としどころ」を意識するというのは、「弱気に、相手に妥協することを考える」のとは違います。
 むしろ、無茶なことをして依頼者を無駄に苦しめる(あるいは損をさせる)ようなことにならないように、方向性をしっかり見定める、という意味で重要なスキルです。


 ですので、私が仕事をするときには、

・ 自分が良い仕事をする

ことが第一ですが、

・ 相手にも良い弁護士がついてくれたらいいな

と思っています。
 そのほうが、私の依頼者にとっても、早期に、あるべき解決ができやすくなるからです。

 ただ、最初に述べたように、相手の弁護士選びは相手のすることなので、私がコントロールできません。
 言ってしまえばこれは「運次第」ということになります。
 なので、実際には、どんな弁護士が出てきても、弁護士がつかず本人相手でも、それはそれで必要な対応をするのみ、ということになります。


 まとめると、

 トラブル、訴訟や示談交渉などの話し合いについて、相手に弁護士がつく、ということは「不利」なことだと思う必要はありません。

 必要ならばこちらも弁護士を立てて、弁護士同士で整理した話し合いをして、早く、適切な解決を目指すことを考えるのが良いです。

 相手が本人でやるより弁護士がついた方が話が進みやすい、という場合も多いので、そういう場合には、むしろ「良いこと」です。

 
 以上、紛争になると相手方の動向は一々気になるものですが、そのうちの「弁護士がつくかつかないか」をどう捉えたらよいか、をお話ししました。
 読者の皆様の参考になれば幸いです。

神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹


 


 
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