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青春を謳歌する勉強法~ その5 自分の頭の特徴をつかめば勉強の達人になれるかも [だから,今日より明日(教育)]

 さて、受験勉強でも、日々の勉強でも、結構肝になるのが、

「どの程度まで時間をかけたら」
「何回、読み直したら」
「何回書く練習をしたら」
「何回解き直したら」

いいのだろうか?という問いです。

 つまり、勉強をさらーっとやればいいのか、しつこいくらいにやらなければならないのか?という点です。
 
 「達人」になるというのは、結局、この教科を、この目的のために勉強するなら、「○分かけて○回テキストを読んでおけばOK」ということの見極めができる、ということです。これができれば「達人」です。
 例を挙げると、「中間テストで、英語を90点以上取ろうと思えば、このやり方でOK」という計画が立てられて、その通りにやって90点取れる人は「達人」です。
 その通りにやって80点の人は少し甘いです。
 その通りにやって余裕の100点になってしまう人は、確かに優秀なのですが、もしかすると「やり過ぎ」ている可能性もあります。

 そして、どれだけやったらOKか?というのは、当たり前のことですが、

人それぞれ

ということです。
 ですので、「新出漢字は10回書かなければならない」かどうかは個人個人によるので、「3回」書けば良い人もいれば、「20回」書いた方が良い人もいます。
 更に言えば、回数だけではなく、「3回だけど、一つ一つ魂を込めて」なのか、「とにかく手に覚えさせる感じで20回」なのか、やり方も色々バリエーションがあります。

 勉強については、やはり、基本的に自学自習スタイルで、やり方も自分で試行錯誤することがまず大切なことだと思います。

 私の勧める勉強法は「要領よく」勉強しましょう、というものであるはずなのですが、実は、「要領よく」勉強ができるようになるためには、試行錯誤をして、要領悪いこともたくさんやってみて学び、自力で「要領」を身につけるしかありません。
 
 「要領よく」なるために、「要領悪い」経験もまた必要、というわけです。

 「要領よく」は一日にしてならず、です。

 私も、ものすごく試行錯誤しました。
 最初は、ろくに解説を読まずにテキストをやり進めて間違いだらけ、ということをたくさん経験しました。
 逆に、完璧主義すぎて、何度も何度も「やり過ぎ」なくらい勉強をした時期もありました。
 
 そうする中で、だんだん、勉強しているときに「自分の頭と対話」するようになりました。
 たとえば、本を読んだとき、あるいは、書いて覚えようとしたとき、英語などを発音しておぼえようとしたときの、「頭への引っかかり具合」とか「やっていることが感覚に染み込んでいる度合い」とかについて実感できるようになってきたのです。
 「いかにも明日になったら忘れていそう」とか、「これは1ヶ月後でも覚えていられそう」とかが感じられるということです。
 
 時々、そういう自分の感覚が合っているか、覚えたものを翌日試してみるテスト、とか、1週間前に覚えたものを試してみるテストなどをしたこともあります。
 
 そうすると、「ああ、自分はこういう覚え方で、だいたい1週間後でも覚えているものなんだな」とかそういうことが見えてきます。

 また、科目や事柄によって、自分の得意不得意というのも見えてきます。
 多くの人がそうでしょうが、私の場合は、法則性や論理性のあるもの、感覚に落とし込んでいきやすいもの、というのが勉強として取り組みやすいと感じました。これは、一旦身につければ、テスト前に慌てなくても大丈夫なことが多いと思います。
 一方で、単に人名・地名などを覚えるような「丸暗記」は、力業であって、しんどいことでした。ですので、一回はしっかりやった後、それでも忘れることを前提に、受験直前期などにある程度「ざっ」と復習する、という作戦を採らざるを得ませんでした。

 勉強をしながら、同時に、「こんな感覚でやれば、どれくらい身につくものか」というのを確かめる。
 これによって、自分が勉強するときのスキル向上につなげます。
 大学受験の時に、試験の合格だけではなく、「勉強スキル向上」をしておけば、次に、大学での勉強に役立てることができます。

 大人になっても、できるだけ、その連続で行きたい。
 これが理想です。

 「良い」大学に入る、「良い」会社に入る。
 入れたとして、そんなもので勉強は終わりません。
 みんな一生勉強なのですから。

 また、「勉強」は、国、数(算)、英、理、社だけではありません。
 大学の講義科目だけでもありません。

 体育~スポーツ
 音楽~楽器、歌
 芸術~絵画、陶芸その他

だけでもなく、人が身につけうるものは全て「勉強」です。

 何かを習得しようと一生懸命やることは、結局全て、「自分との対話」になります。

 「自分の頭の特徴を知る」
 「自分の体の発する声に耳を傾ける」
 「自分の感覚と向き合う」

 そうして、より自分の求める自分に近づく、またそれに近づくためのスキルを磨く。
 これは意外と癖になるほど楽しいことで、毎日自分が何らかの良い変化をしていることを実感することは、「生きがい」と言っていいくらいのものになります。

 学生が学生時代を終わり、社会に出れば、そうして「自分を高める」ことは、結局、

高めた自分の総合力を活かして人の役に立つ

ということに活かす、それがまた喜びになっていきます。
 
 学生の方で、これを読んで「偽善者」っぽく感じる人もいるかもしれませんが、それは違います。

 「人の役に立つ」というのが、別に自分が犠牲になっているということではなくて、自分の力を実感できることでもあり、自分の居場所を確認できることでもあり、要するに「自分の喜び」だということです。 
 社会人になって私が感じたことは、「仮に自分が良い暮らしをして、たらふく御馳走を食べ続けたとしても、それだけで満足か、幸せか。というと、それは違う」ということでした(私がたらふく御馳走を食べ続けているという話ではありません、色んな人の生き様を見てそう思う、という意味です)。

 衣食足りなければしんどいことは言うまでもありませんが、いくら贅沢をしたとしても、自分が心から満足できる生活というのは、やっぱり

 自分が勉強したり、訓練して身につけたものを、他人のために役立てる(他人も幸せにする)

ことができることです。


 さて、話が逸れましたが、戻しましょう。

 勉強する中で、

「自分の場合、何回書けばこの漢字が覚えられるか?」
「頭の中で何回唱えれば、この英単語が覚えられるか?」
「どれくらいの丁寧さで『例題』解説を読めば、チャート式数学を身につけて進めるか?」

などを見極められたら「達人」です。
 そうなるためには、とにかく、自分で試してみることです。
 試行錯誤して下さい。
 
 ただし、やみくもに試行錯誤するのはしんどいですね。
 なので、問題集や参考書の最初にある「本書の使い方」などを参考にするのも有効です。
 特に、「勉強の仕方がわからない」という人には、まずは、使いたい参考書のはじめのほうの「本書の使い方」などに忠実にやってみることをオススメします。
 それを基準に自分なりにアレンジすればいいのです。
 科目、分野問わず「勉強」をしていると、「勉強」の仕方が上手になります。誰でも必ず上手になりますので、別の分野でも活きてきます。

 それでは、「勉強」が好きな人も嫌いな人も、上手く「勉強」と付き合って、自分のやりたいことが一つでも多くできるようになられることを願って、このシリーズを終えたいと思います。
 
神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹




 

 

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コメント 2

ayu15

うちは要領悪いことだらけです。
by ayu15 (2016-11-23 09:39) 

hm

ayuさん
 コメントありがとうございます。
 この記事でも書いたのですが、勉強でも何でも、はじめから要領よくというのはなかなか無いことのようです。
 先日テレビを見たら、イチロー選手も、回り道ってすごく大事だと思う、と語っていました。
by hm (2016-11-24 17:27) 

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